Masaki600轟音日記

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枯れた奴ら

ボクは目を覚まし、辺りを見渡した。

 

ボヤけた風景に映ったのは、枯れたキスツス・アルビデュス。

 

辺り一面に散乱していた。

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『儚い、、、。』

 

ボクは枯れた奴らを眺めた。何故か絶望的な孤独感に襲われた。

 

『孤独、、。』

 

ボクはタバコに火をつけた。懐かしい匂いがする。

すると今度はどうにもならない焦燥感に駆られた。

 

ボクはどうしようも無い気持ちを枯れた奴らに当り散らした。

引きちぎり、踏み潰し、燃やした。

 

 

何にもならなかった。

 

『情けない、、、。』

 

 

少し歩くとイチイの木が見えてきた。

 

ボクはイチイの木にもたれた。

 

すると何故かボクは涙をこぼした。自分自身も分からない。何故涙をこぼす必要があるのか。

 

涙を拭き、イチイの木を見上げた。

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葉の隙間から差し込む太陽の光が目を突き刺す。

 

その瞬間どこからか『Scar Tissue』が耳に入ってきた。

 

『いい曲だな。』

 

心が軽くなった。

 

目の前の霧が晴れたように感じたボクは、イチイの木の下で死んだように眠った。

 

 

 

T.O.M↓↓↓

https://youtu.be/mYBu4SxIgKE