Masaki600轟音日記

[TheRoar][T.O.M][作曲][Masaki600]を記す場所。

深夜の戦い。

昨日、いや今日の午前1時前に家に帰着。

そこから頭痛と吐き気に苛まれ、中々寝付けなかった。

なんとか寝ようとするが、喉が渇いて余計に吐き気が襲ってくる。

水を飲みにキッチンへ行ったのはいいが、部屋に戻る体力を失いキッチンの床で力尽きた。

2、30分?どのくらいキッチンの床で寝ていたかは覚えてないが、目が覚め、少し戻った体力を振り絞り部屋に何とか戻れた。

部屋に入るとまた頭痛が襲ってくる。

この部屋は呪われてるのかよ。

それとも気圧の変化?そんな馬鹿な。

二階と三階で変わる訳ない。

とか思いながら寝付こうと目を閉じた。

すると例のアイツが脳内を駆け巡った。

口から水を吐くライオンの石像だ。

夥しい数のアイツが脳内を占領し、優しく語り掛けてくる。

「もう良いじゃねぇか。楽になるぜ。」

負けてたまるか。ボケ。

消え失せろ。

ぐるぐる回る脳内での戦いだ。

このままじゃ寝れない。

アイツは笑ってる。口から水を吐きながら笑ってる。

「楽になるぜ〜。」

やめろ、その選択だけはしたくない。

ただでさえ今腹筋はバキバキに筋肉痛だ。

頭も割れそうだ。

そんな体力残ってない。

と思った瞬間咳をしてしまった。

 

終わった。

 

スイッチを押してしまった。

 

もう元には戻れない。

残りの体力を振り絞り、急いでトイレに駆け込んだ。

何もかも吐き出した。

胃の中も、自分の強さや弱さ、責任、甘え、感情、プライド、光。

吐ききった私は真っ白で空っぽ。

ふわふわ浮いたような感覚だった。

 

時が止まった深夜3時。

 

限界を超えたボロボロの体は中々寝付いてくれない。

そうだ、この前途中で止めてしまって映画を見よう。

[Dancer in the Dark]

ビョークミュージカル映画だ。

この映画の感想は言葉に出来ない。

これを見て感じた感情をどう表現すれば良いのかが、言葉たらずの私とっては難題だ。

ただ色んな感情が湧いて出てくる。

最後に残ったのは苦しい感情なのかも知れない。

もう少し私が成長し、子を持った時に見るとまた違うのだろうか。

 

私は映画は良く見る方では無いけど、映画を見るのは好きだ。

ただ、どんな結末であろうとフィナーレを見たくないといつも思う。(1回目は見る。2回目からは見ない事もある。)

当たり前だけどフィナーレを迎えてしまうと終わってしまう。

それがシリーズものなら、最後のシリーズ自体見たくないと思ってしまう。気にはなるが。

終わるのは虚しい。

映画館ではエンドロールは最後まで見るタイプだが、虚しくて虚しくて仕方ない。

映画が終わり、会場のライトが付き、余韻が抜けないまま動き出す。

ついさっきまで映画の中の世界に入り込んでいたのに、ライトが付くと現世界へ戻されたのを実感する。

それから余韻は抜けず、でも日常に戻る。

映画の世界に浸りきったまま日常生活を送るのは苦しいなぁ。

 

話はそれまくったが、[Dancer in the Dark]を見終わったのが午前5時半。

もう寝られない。頭はぼーっとする。映画の余韻と吐いて失った体力が原因だ。

感情は重たく、陽が高く登り、気温が上がっても気持ちと頭は深夜のまま。

今日はハッピーになれきれないな。

 

そもそも事の発端は酒だ。

でもただの酒じゃない。

今回の件で1つ勉強になった。

 

「酒と風邪薬の相性はバッチリだ。」

最強に酔わせてくれて、脳内お花畑にしてもらえる。

が、その後どん底の底の底のまで落としてくる。

コイツらのコンビは最強で最悪だ。