Masaki600轟音日記

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RED HOT CHILI PEPPERS Summer Sonic 2019 8/16 OSAKA

2019/8/16 

私は神様(RHCP)を目で見て耳で聞いて体で体感した。

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「introjam + can’t stop」から始まったライブは憧れた存在そのものであった。

 

フロア前方は彼等に対するアツイ愛を持った人達で埋め尽くされ、凄まじい熱気に包まれた。

 

can’t stopのギターリフと同時にフロントマンAnthonyが入場。

 

会場の熱気は更に加速した。

 

Fleaのキレの良いスラップ。

Joshの甘いコーラスと刺激的なカッティング。

Chadの図太いバスドラムに突き刺すようなスネア。

 

RHCPだ。これがRHCPなんだ。

私はRHCPのライブを体感したと実感を得たのは次の日だった。

 

今ここに居る人達、一人一人に彼等RHCPとの出会いがあり、それぞれのストーリーがあるのだろう。私もその中の一人。

こんな光景を見たのは初めてだ。

 

次に彼等が披露したのは「The zephyr song」

 

ノリの良いリズムを刻んだcan’t stopから甘くて

ロディアスなThe zephyr song。

個人的にzephyr songはお気に入りの曲。

メインギターリフのメロディと歌詞が幻想的な世界へ連れて行ってくれる。

 

RHCPは曲だけでなくjamでも魅せてきた。

曲の間を繋ぐjamでさえアツく燃えてしまう。

 

クるぞ、あの曲がクるぞ。

 

私は初めてライブ見た訳で、FleaのMCはサイコーにナイスだ。カッチョいいぜ。

 

そして三曲目Dark Necessities が終わると私の感情が壊れるほど懐かしくて、切なくて、崩れるようなギターリフが聴こえた。

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四曲目Snow(Hey Oh)

 

私の青春だ。

メインのアルペジオリフはギター始めたての私からしたら鬼のような曲だった。

高校のバンドで初めて演った曲もSnow。

私のギターストーリー人生はRHCPの曲を通して語れるほど一曲一曲に思い出が詰まってる。

その中でも仲間と演ったこの曲は特別だ。

 

会場全体から聴こえるhey oh。

辺りは外国人ばかりで、まるでアメリカでライブ見ているような感覚だった。

 

(個人的には2007年のポーランドのライブでのアレンジが好きでよく弾いていた。)

 

I Wanna Be Your Dog(cover)からのRight on Timeはシビレた。

私はRHCPの中でもCalifornicationのアルバムが大好きで、ファンキーなカッティングのRight on Timeは復帰前のjohnを思い起こす。

 

ここまでで私はもう既にOtogiの世界に入りかけてた。

我を忘れ、RHCPが創り出す空間に身を任せ踊り狂った。

ただのキッズだ。

 

Right on Timeが終わり、joshのギターがセミアコに変わった。

Fleaとjoshが向かい合い、jamが始まった。

キタぜ…。

…。

 

七曲目Californication

 

私は涙を零す余裕すらなかった。

目の前濡らしてる暇なんかねぇ。

今この瞬間を体で感じるんだ。

叫べ、拳を上げろ。

興奮した私は自分の中から湧き出てくる感情が分からなかった。

ただただ興奮してたんだ。

それと妙に冷静な自分もいた。

今思えば状況の理解に追いついていなかったのかもしれない。

 

Cobain can you hear the spheres
Singing songs off station to station

 

Californicationで1番好きな歌詞だ。

このアルバムはjohnが復帰してからの一作品目。

Californicationの甘くて切なく枯れたギターの音は復帰前から復帰後のjohnを物語ってるようだ。

 

八曲目Suck My Kiss

この曲を生で聴けるとは想像もつかなかった。

90年代のRHCPのスーパーファンキーsongだぜ?

ヤベェよ…。

続いて同じくBlood Sugar Sex Magic期に作られた作品Soul To Squeezeが披露された。

 

スーパーファンキーsongから落ち着いたメロウな雰囲気に。

この頃には私は暑さで立っているのが必死だった。でも、体でRHCPを体感していたのは確かだ。

音楽は麻薬/魔薬。誰かに教えてもらった通りだと確信を得た。

とうに限界を超えてるはずの体が勝手にノッてしまう。

頭はぼんやりとしていた。

そんな中聴くこの曲はとても心地よかった。

広い海と夕暮れ。

切なく、自由。

 

十曲目By the Way

 

憧れまくった大合唱をした。

会場全体で歌うBy the Wayはfuckinサイコーだ。

他の曲も会場は歌っていたが、この曲の熱量は一味違った。

イントロの交差するようなギターとベース。

後の爆発感を漂わせながらAnthonyが歌い出す。

コいっ。

もう一踏ん張り暴れるぜ。

(Beneath the marquee, overload)

 

と同時に飛び跳ねた。

Fleaのゴリゴリパンチの効いたベースが唸るように鳴り響く。

Joshのミッドの効いた音のブラッシングで踊る。

Chadのドラムで会場のボルテージは最高潮。

 

我武者羅に飛び跳ねていた私は、ゴリゴリごつい外国人の肩に顎をぶつけた。

頭はくらった来たがもう痛覚なんかありゃしない。むしろそれくらいが気持ちよかったのだ。

 

Heavy glow

 

アルバムBy the WayではjohnとFleaが対立し、Fleaが本気で脱退を考えたという話を聞いた事がある。

確かに順を追って聴くとかなりメロディアスになり、サウンド自体も変わったが個人的にはこのアルバムも大好きだ。

 

いつの間にか着ていたRHCPTシャツはびしょ濡れになり、靴はドロドロ。

 

By the Wayがあっという間に終わってしまった。

そして彼等はステージ横にはけていった。

 

終わったのか…。

 

 

 

予定より数曲削られていたであろうセットリストだったが私は最高の気分だった。

 

アンコール Give it Away 

 

本当の最後を締めくくる曲だ。

RHCPの中でもRHCPらしい曲を生のグルーヴと爆音で体感できた、私は悪魔に魂を売ったかのように無双状態だった。

 

これにて人生初のRed Hot Chili Peppersのliveは閉幕した。

 

 

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