impulse「声を聞いたんだ。」/心の衝動。
:おい、どこいくんだ?
「外の世界だよ。更なる新異世界へ。
もうOtogiにいる意味は無いからね。」
:何言ってんだよ…!Otogiの外には何があるか分からないぜ?
「だから行くんだ。美しい世界を探しに。」
:やめとくんだ、危険だ。
「聞いてくれ。
俺は声を聞いたんだよ。」
「大丈夫なんだ。そう教えてくれた。」
:そんな…。絶対大丈夫だって根拠どこにある?
「根拠?絶対なんてこの世に無いぜ?」
「想像してみなよ、より美しい世界を。」
:やめとけ!よく聞けよ。
Otogiは平和なんだ。
戦争、争いは無い。酒は美味いし、飯も不味くねぇ。
こんな当たり前な幸せが外の世界にもあると思うか??
ここも新異世界なんだぜ?
幸せじゃないか。そうだろ?
「悪いな、もう決めたんだ。
心の衝動に従うよ。
それに当たり前であるからこそ分からない事だってあるんだよ。」
だからね
「俺は抜け出すんだ虚像の世界から。」