君は運がいいね。No.1
遠くから1人の男が歩いてきた。
彼は僕の隣に座り、話しかけてきた。
「君は運がいいね。」
全く知らない男。
誰だ?何を言ってる?どうゆうことだ?
分からない、この状況が全然分からない。
話しかけてきた事に対してもだが、何を根拠に運が良いと言うのだろうか。
しかし何故か僕はそのまま会話を続けた。
「そうかな?」
「そうさ!君運いいよ!」
励まされてんのかな?
ただただベンチに座ってナッツを食ってただけなのに。
そんな暗く見えたのかな?
「僕運いいの?」
「いいよ、とても良い。」
「別に励まそうとしてくれなくても良いよ。
悩み事とか無いし。」
「そうゆう事じゃない。君は運がいいんだよ。」
なんだ?コイツは何なんだ。
てか運て何だよ。
分けわかんねぇ。
ていうかコイツ謎に親しみやすい奴だな。
よく分からないけど、懐かしさを感じる。
そう思った僕はコイツに興味を持ち出してしまった。